技術だより

2017年7月 6日 木曜日

雑巾摺(ぞうきんずり) ~語源と技術~

一般的には壁と床板や棚板が接する部分に取付ける細木で、雑巾が直接接触するなどして、壁の汚れや破損を防ぐ目的で目立たないように入れられる部材である。
壁際まで手を使って丁寧に掃除をする感覚から生まれた小さな部材と思われる。

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2016年12月26日 月曜日

含み(ふくみ) ~語源と技術~

日本人は「含み」を持たせた言い方が好きなどと言われています。
建築で言う「含み」とは、他の部材に大入れになった部分をいい、建具では上下框を决って内法溝に入るようにした部分をいいます。
いずれにしても、この「含み」とは、表面にあらわれにくいところに意味があり、数寄屋建築のファクターを含んだ言葉のように思われます。

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2016年7月25日 月曜日

むくり(起り) ~語源と技術~

「むくり(起り)」とは、上方に対し凸型に湾曲している曲線/曲面を言い、この反対を「そり(反り)」または「てり(照り)」と言います。
そり屋根は寺社仏閣や城郭に多く見られ、むくり屋根は数寄屋建築や茶室に見ることができます。
どちらも視覚的な効果を主な目的にしたもののようです。
一概には言えませんが、イメージとして「そり」は"きらびやかな鋭さ"を、「むくり」とは"控えめなやさしさ"を表現しているように思われます。
ちなみにスカイツリーの設計コンセプトにも、日本の伝統文化に見られる「そり」と「むくり」が活きているようです。

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2016年4月28日 木曜日

パイプすだれ(簾) ~語源と技術~

建築で、夏の涼しさを生み出すものとして思いつくものに、
1. 深いひさしでの日差し除け
2. 窓の外に吊下げるスダレで、目隠しと通風/日差し除け
3. 障子や簀戸など、建具でひんやり感等

上記のように、ちょっとした手間と工夫で涼しさを生み出すことができます。
エネルギーだよりの涼しさが当たり前の時代に、
エネルギーに頼らない
日本の風土に、そして日本建築に見合った暮らしの知恵を見返してみてはいかがでしょうか。

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2015年12月14日 月曜日

眉欠き(まゆかき) ~語源と技術~

人間の眉も形によって顔の表情が変わるように、建築で言う「眉欠き」とは素材に眉を欠くことにより深みを増し、素材を生かす役目を果たしています。女性は眉のお手入れや、眉を書くなどして自分に合った形を描き出す地道な努力を続けているようです。

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